2023年2月に宿泊いたしました。松本駅よりお車で約40分程(予約送迎シャトルバスも運行しています。)
松本市の入山辺標高1050mの山の中に、80余年の神様が湯治に訪れた場所とも言伝えのある歴史あるお宿です。
1954年にフランスで発足された、一流のホテル、レストランで構成される世界的な非営利会員組織
ルレ・エ・シャトー(一休.comのお宿掲載はこちらから)認定の宿です。
又、2021年には同経営会社扉ホールディングス株式会社
は、Sustainable Japan Satoyama部門 優秀賞を受賞いたしました。
当日は雪はあがっていましたが、雪景色を楽しむ宿泊となりました。
へぎ板網代の天井でしょうか~ソファーにはムートンが敷き詰められた広々とした空間に
照明の配置や明るさも素晴らしく、居心地の良いロビースペースです。
カフェスペースではウェルカムスウィーツやお飲み物サービスがチェックイン手続き後いただけます。
宿泊時、バレンタイン期間ということもあり、昨今注目される、ヴィーガンのチョコレートブラウニー等、
多種の中から、厳選されたパテシエさん達の考案プチフールがセレクトできました。
お部屋は3階半露天風呂付客室に宿泊。白龍の大浴場に一番近いお部屋です。
大浴場は3か所あり寝湯は訪れませんでしたが、他のお客様と同じ時間には当たらず貸切のような状態でした。
特に雪月花の立ち湯では、窓はなく外気が気持ちが良いです。
湯温も最適で友人とゆっくり会話をしながら、雪景色のロケーションで大変リラックス気分を味わえました。
お風呂の施設は下記3か所にありタオル類備え付けです。
明神館の中でリニューアルされた然Zenのシリーズのお部屋の1室の神渡の間
半露天風呂【然】stylishな59平米 ベッドタイプ (ツイン)
一休予約での宿泊です。
お部屋にソファーはなく、大きくとられたガラス窓からの景色を、畳にらくらく座椅子に
腰を掛けるタイプのデザインです。
二つの川に挟まれるパワースポットとして、恵まれた環境にあり、その恵まれた自然を楽しむという
コンセプトからテレビの設置はありません。
デザイナー / Designers of “Zen’は、ビール会社、百貨店、アパレル、テレビCM等に顧客を有する
株式会社 高取空間計画 代表
atelier m4株式会社 代表取締役の前田大作氏は
創業1901年、伝統的な江戸指物(釘を使わずホゾや継ぎ手で材を組む家具・建具。
江戸は武家や庶民向けとされる)をつくり続ける前田木藝工房の4代目
カラマツの特性を生かした作品を多く手掛ける。
ミネラルウォーターのペットボトルは見当たらず・・・と思いきやなんと扉の天然水
がポットにも蛇口からもと、非日常体験でとてもやさしい口当たりの美味しいお水です。
木のぬくもりの感じられるダブルシンクはとても使いやすく、アメニティーも
使用しやすいボトルタイプ
センターテーブルはなく、デスクの上にはウェルカムフルーツ
冷蔵庫の中はフリードリンクで小さなワインセラーのワインは有料となります。
2名なので2本セットがうれしいところですが、各1本です。
今や定番のネスプレッソマシーン
半露天のお部屋のお風呂もたっぷり湯量の3人は入れそうな大きめ浴槽
シャワーブースもあり、ヒーター設備も完備で人影ない雪景色の独占は最高でした。
やはり支度なしでのすぐ温泉入浴は客室風呂付のお部屋の利点です。
ダーク系色彩の半纏が旅館の定番ですが、このカラーは明るい気分になれ顔映りも良いです。
館内は浴衣半纏でOKです。
広々4人席でのお待ちかねの夕食です。
■夕食■
信州ダイニングTOBIRAでの「月響コース」日本料理
地産地消と丁寧な手の込んだお料理は、目にも体にも優しいものでした。
足元にも床暖完備で、寒くなりがちな浴衣でのお食事も快適でゆっくり
会話を楽しみながらのひと時でした。
お部屋に戻ると
お夜食のおにぎり この上にかかった明神館オリジナルとっからみそはごはんと相性が大変よく
お土産購入し、大変好評でした。また食べたいと思うテイストの甘辛みそです。
明神館限定なので、個人的にはお土産品のNO1商品となりました。
浴場あがりにもいただいたえんめい茶は、クマザサ、ハトムギ、ハブ茶、クコ、エンメイ草
のブレンドで添加物無しでとても飲みやすいです。こちらもお土産おススメ健康茶です。
緑茶とは違う飲みやすさで後味もすっきり、夏は麦茶替わりに!!
松本の老舗の萬年屋
萬年屋の蔵には非常に珍しく、カマンベールチーズに代表されるホワイトチーズの菌が住み着いており、
その菌が大豆に作用してチーズの様な風味のする蔵独特の味になります。
大変手間のかかる昔ながらの手法のお味噌の”秘蔵”辛口と ”極味”甘口のセットのお味噌は合わせで使用すると
とても薫り高くまろやかで、毎日のお味噌汁に大活躍中です。
とびらのこしかけというネーミングとロゴ入りオレンジのパッケージにひかれて購入したお菓子は
ウエハウスがパリッとしておらず、中の具材クルミレーズンもどこかあまり
インパクトがありませんでした。個人的辛口感想ですので、お好きな方もいるのかと思います。
■朝食■
「信州ダイニングTOBIRA」では和の伝統食の魅力を再確認させてくれる食事です。
昨今朝食が充実した、旅館やホテルが多く、普段以上の量の朝食となりますが
朝食の充実さが旅の評価の要になってきていると思われます。
明神館におきましても、地産野菜を中心に満腹朝食となりました。
明神館Map
2日目のランチは
国宝松本城の近くでアクセスも良い、昭和25年創業の老舗の洋館レストランです。
松本家具で統一された、落ち着きのあるダークブラウンの家具にステンドグラス美術館や絵画
も歴史を感じる趣があります。レトロな空間でゆったり寛ぎながら、丁寧な工程のお料理のコースを
楽しくいただけました。季節に合わせて内容が変わります。
ブラックカラーのカッコいい松本城も、お花見前でこの時期はゆっくり観光できます。
中町商店街は商家が並ぶ城下町
商家の繁栄を伝える土蔵造りの建物が、文化と憩いの空間となって立ち並ぶ観光スポットです。
「珈琲 まるも」 まるも旅館の一部の松本家具松本民芸家具の創立者 池田三四郎氏設計
以来60数年そのまま営業という松本家具の長寿命と存在感を実感した旅でもありました。
信州開田産の生そば種村
初のとうじそばをいただきました。すんきの酸味と希少キノコの御出汁でいただく
あとをひく美味しさでした。そばの実おじやも〆でいただきます。
京都のすぐきは、すぐき菜と塩で漬けた乳酸発酵漬物
木曽菜の赤かぶのすんきは、塩を使わず低温下、無塩乳酸発酵させています。
両者とも、植物性乳酸菌ラブレ菌という乳酸菌が生きたまま腸に届き、
NK細胞の活動が活発になり免疫力が上がるという効果が期待されています。
そばをつゆに浸ける事を「湯じ」といい、これが「とうじ」の語源と言われています。
竹で編んだ「投汁カゴ」に取って、温まった鍋のつゆにつけて軽くゆがき小椀にとり、
その上につゆやその他の具を乗せて食べるという、初心者には少し難関?
お店によって具材も異なるようで、またチャレンジしてみたいです。
見どころ満載の長野県また季節かわりに訪れたいと思います。