東京デパ地下 日本橋三越地下1階 鰻いづもや

日本橋三越のデパ地下にある「鰻 いづもや」は、現在は行列緩和のため名前記入制になっていますが、それでも多くの人が並ぶ人気店です。

鰻はオーダーが入ってから焼き上げるため、提供までに時間がかかるのも特徴です。持ち帰りの場合も、受け取りはおよそ1時間後となることが多く、本格的な江戸前の仕事が感じられます。

なお、本店は日本橋三越から徒歩10分ほどの場所にあり、こちらも同様に高い人気を誇ります。

ふっくらと焼き上げられた鰻と、キレのあるタレが絶妙に絡み合う、まさに王道の江戸前鰻です。

時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。

【補足】いづもやの歴史

いづもやの始まりは、昭和17年(1942年)にさかのぼります。初代・岩本六右衛門が神田美倉橋のガード下で焼き鳥と鰻の店を開いたのが、その原点です。しかし開業から間もなく戦況が激しくなり、やむなく店を閉めることになりました。

戦後の昭和21年(1946年)、初代は現在の日本橋本石町、江戸城外郭の正門「常盤橋御門」前の地で、鰻専門店として新たな一歩を踏み出します。この年をもって、いづもやは正式な創業年としています。

屋号「いづもや」の由来には、初代が修行した大阪の歴史が深く関わっています。江戸時代、出雲の宍道湖から大阪へ鰻を運ぶ「鰻街道」が作られ、その縁から大阪の鰻屋には「出雲屋」という屋号を持つ店が多くありました。初代はその文化に敬意を込め、「いづもや」と名付けたといわれています。

開業から数年後、初代は志半ばで早世。残された祖母が懸命に店を守り続け、その味と精神は二代目、そして現在の三代目・岩本公宏さんへと脈々と受け継がれてきました。創業当初から継ぎ足し続けているタレは、甘みを抑えたすっきりとした味わいが特徴で、まさに江戸前の真髄ともいえる一品です。

そして平成15年(2003年)、三代目の強いこだわりのもと、日本橋三越本店への出店が実現します。デパ地下という環境でありながら、本店と同様に活鰻をその場で捌き、備長炭で丁寧に焼き上げる設備を整えました。これはデパ地下では異例のことであり、三代目が「本物の味を妥協なく届けたい」という信念を貫いた証でもあります。

創業から80年近くが経った今も、いづもやは変わらぬ味と姿勢で日本橋の食文化を支え続けています。

予約なしで訪れても、三越でのお買い物のついでに本格江戸前の鰻をいただけるのは、日本橋三越ならではの贅沢です。時間に少し余裕を持って、ぜひ一度味わってみてください。

 
 

 
 
 
 
 
 
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